九十年代くらいがモチーフの架空の世界です。主人公のバランティスと妹のリッツァが新しい「街」へ向かうお話しです。ポリティカルで、ハチャメチャな部分もあります。

第一章 殺害

オレの名前はバランティス。歳は 16だ。歳なんてどうでもいい。問題は俺の父親なんだ。 オレの父親の名はイリアス。父親はバシバシとオレを殴りつける。そう、それが彼の日課なのだ。俺には1人の妹がいて、名をリッツァと言った。毎 […]

第二章 未来

オレと妹は父親の死体をそのままにして、眠りについた。早朝には目を覚まし、家を出る準備を始めた。そして、オレの友達であるマリオには伝えなくてはならないと思い、マリオの家にデンワをかけた。 彼もオレと同じ十六歳で、学校中を見 […]

第三章 街中

オレたちの車は昼過ぎには州境を超えた。みんな腹がすいて来た。妹が言った。 「どこかで食事しようよ。」 マリオは周りを見てコンビニエンスストアを指して言った。 「あそこで何か買うか?」 オレも頷いた。車をコンビニエンススト […]

第四章 住居

オレは車に着くと窓越しに中をのぞいた。まだ寝ている。ドアを開けて声をかけた。 「リッツァ。起きろ。」 妹は、渋々目を開けて言った。 「ん・・・。着いたの?あれ、マリオは?」 「マリオは先にBARに行っているよ。行こう。」 […]

第五章 街人

朝。オレが目をさますと陽はすでに窓から差し込んでいた。体を起こし窓を見ると、妹は出窓に腰をかけ外の景色を眺めていた。オレは声を出した。 「おはよう。」 妹は振り向いて言った。 「おはよう。」 妹はまた外を眺めた。オレも外 […]