朝。
ぼくは窓を開けて、外を見た。
うーん、良い天気だぁ。
ぼくは、太陽が昇っているのを見て、太陽にあいさつをした。
「おはよ。」
太陽の世界にも同じように朝がやってきて、太陽も朝を迎えているからね。
ぼく達の世界は、太陽からたくさんの光をもらって生活ができているでしょう。
太陽の世界は、ぼく達の星から暗闇をもらって生活をしているんだって。
その暗闇の星が太陽の世界に昇ると、太陽の朝を迎えるんだ。
太陽の世界は面白くってね、ぼく達は、暖かいものが必要でしょう。
でも、太陽の人々は冷たいものが必要なんだよ。
すべてが逆なんだよ。
ぼく達は、水と土から生まれたって言われているでしょう。
太陽の人々は、火と風から生まれたんだって。
お互いは、絶対にけんかをしちゃいけないんだ。
そうすると、何もかもが消えてしまうって学校の教科書に載っていたよ。
すべてのものは、お互いを助け合って生きているって、先生も言っていた。
それは、算数でも証明されていて、マイナス1とプラス1をくっつけると、0になってしまうんだ。
「朝のごはんよういできたわよ。」
ママの声だ。ぼくは、台所に向かった。
テーブルには、目玉焼きとトーストが置いてあった。
ママは、手にサラダの入ったお皿を持ってテーブルに来た。
「ねぇ、ママ。太陽の世界の人々は何を食べているのかなぁ?」
「きっと、おいしいものよ。」
「でも、ぼく達は食べられないものだよね、きっと。」
「そうね、火と風でできている野菜とか食べるのよ。」
「食べてみたいなぁ。」
「そうね。」
ぼくとママは、朝のごはんを食べた。
食べ終わって、ぼくは、また自分の部屋に行った。
空を見上げると、大きな雲が遠くの空からどんどんとこっちに向かってきていた。
あーあ。太陽が隠れちゃうなぁ・・・。
投稿者: うや
童話、小説、その他、いろいろ妄想したり書くのが好き。最近は、わたしのトリセツ「ショコラ」の文章を担当してるよ。https://chocolat.jp/ まだまだ書くこといっぱいあるんだ。