十三日目 風車

冬の国からの風が一段と強くなてきたこの時期になると風車の羽根がより一層早く回るう言ても飛行船のようにぐるぐる早く回るわけじいけどねぼくはマフラ丨をして温かいジトを着込むと薄く曇た空の下へ出かけたもちろん目指すのは風車のところだよぼくの街から少し北に行たところに小さな丘が五つあ一つの丘に一つの風車があるんだぼくはそのうちの一番大きな風車のそばに行くとポケトの中から小さなたて笛を取り出した風車小屋の中から機械の音がしてきてその音に合わせて笛を吹くのがとても気持ちがいいんだそれに街を全部見渡せるしその向こうに広がる海も見えるんだぼくは風車小屋にもたれて座ると小屋の中から出てくる音を探した丨シガ丨その音に合わせて笛を吹き始めた風車のギンが混ざると雲を動かすことができるんだまだぼくには小さな雲しか動かすことができないけどね上達すると風車小屋の音に合わせないでもそう笛を吹いただけで雲を動かしたり風を操たりできるようになるんだよそういうことができる人を風水師て言うんだぼくのパパがまさに風水師なんだけどねこの街では家ごとにみんな別々の仕事をしていてくの家は昔から風水師の一家なんだお隣さんは種の調合をする一家でそのまた隣さんが絨毯を作る一家という感じでみんな家々に違うんだそしてお互いが助け合て生きているわけだからぼくは一刻も早く風水師としての役割をマスタ丨しなくいけないんだ笛の音とのンが混ざり合いは一直線にな