六、平凡な一日(二)

 8人は昼頃パブで目を覚まし、みんなは自分の家へと帰って行った。アレクスとナンシーは家に着くと、すぐにベットにもぐり込んでまた寝た。
 2人は夕方に目を覚ました。無性に腹が減っている。ナンシーは食事の支度をする。卵パンとミルミルである。アレクスは卵パンを3つ頼んだ。CDをつけた。「セックス・ピストルズ」の”Anarchy in the U.K.” が、流れる。

I am an anti-christ(俺は反キリスト論者)
I am an anarchist(俺はアナーキスト)
I know what I want(ほしいものはわかっているし)
And I know how to get it(手に入れる方法だって知っている)
I wanna destroy passer-by(行き交う奴等をぶっ殺したいぜ)
Cause I wanna be anarchy(俺はアナーキーがほしいからだ)
In the city(この町で)…
 アレクスはいつものように、歌いながら食う。ナンシーはそれを見て笑う。アレクスは食い終わると、家を出て行こうとした。
 「ナンシー、ちょっと店長の所に行くけど、お前もいっしょに来いよ。」
 「うん。」
 ナンシーも急いで支度をして、2人は家を後にした。CDショップの店長の所に行った。店長はにこにこして。
 「おお、心配したぞ。大丈夫か?アレクス、お前のこと新聞に出てたぞ。名前は出てなかったけどな。これ、読んでみな。」
 「店長、俺は漢字が読めないの知ってるでしょ。ナンシー、声だして読んで。」
 ナンシーは記事を読んだ。内容は次のようだ。
 学校に7、8人の風貌の悪い者が北条さとしをいじめた5人グループにたいし、ひどい暴行を行った。また、北条家の長女小百合は行方をくらましているとの事で、警察は北条家の陰謀ではないかと、捜査をしています。
 と、書いてあった。アレクスは言った。
 「よくわかんねーよ、そんな難しいこと言っても。」
 ナンシーは少し笑った。そして、言った。
 「アレクス、あんまり変なことしたらダメよ。でも、ありがとう。さとしもきっと、喜んでる。」
 「当たり前だ。これで、さとしが喜ばなかったら俺が、さとしをいじめるぜ。」
 そう、アレクスは言って、冗談だと笑らった。そして、店長にまた明日から働くと言って自分の家に帰っていった。その途中アレクスはナンシーに言った。
 「俺に心配かけさすなよ。本当に俺も自殺しちゃうぜ。」
 「ごめんなさい。もう、絶対、アレクスから離れない。」
 ナンシーはそう言って、アレクスに抱きついた。アレクスはナンシーを背中に背負って、ふざけ、笑いながら帰っていった。
 家に着いて、アレクスとナンシーは2人で “Anarchy”に行った。
 また、マスターがいる。
 「あら、もう大丈夫なの?」
 2人はうなずいた。最近マスターの様子が変である。アレクスはマスターに聞いた。
 「最近、マスター変わったよ。」
 「あら、わかったのね。アレクスするどいわ。私、あそこ取っちゃったの。」
 と、マスターが言ったので、アレクスとナンシーはびっくりした。マスターは口の上の髭を生やしたまま、下を切ったのだ。アレクスは気を取り戻して言った。
 「今日はサイダーやめて、牛乳を2つくれ。」
 ・・・・・

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うや

童話、小説、その他、いろいろ妄想したり書くのが好き。最近は、わたしのトリセツ「ショコラ」の文章を担当してるよ。https://chocolat.jp/ まだまだ書くこといっぱいあるんだ。

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